2024年4月17日水曜日

そりゃあそうだ。

1ドル154円台は34年ぶりの円安とのこと。

34年前というと1990年。

随分前のようだけど出来事を調べると、 

湾岸戦争、ドイツ統一、昭和から平成へ、など。

あー、高校3年のあの頃ってそうだったのか、

つい最近のよう…。

1993年にカナダ行きを決めたのは、

当時は物価が世界一高かった日本にいるより、

超円高を享受出来そうだったことも要因。

つまり、わずか3年でそれだけ変化していた、

ということになるのですね。

ならば今回も?

いや、あの頃とは国力が違うので、

そうはいかないのかな、どうでしょうか?

沖縄ローカル


朋あり遠方より来る、亦楽しからずや。


カナダで出会い、30年来のお付き合いな友人が

沖縄から、越谷蒲生のベルカテナを目的地に

遊びに来てくれました。

わずか1年でガリガリ⇒パンパンになり、

迎えに来た母が気づかず空港で素通りしたという

僕のTed時代(笑)を知る数少ない友人。

年齢も違い東京と沖縄、お互いに何故そこ?

という地を選ばなければ絶対に無かった御縁は、

異国だからこそフラットなお付き合いに。

最初に出したおみやげも何故か?

“ハゲにならないシャンプー“

という面白さ。(笑)

息子さんが変わってて、と嘆いて?ましたが…

“そりゃあそうだ“とは言いませんでした。

お互いに写真1枚も撮るのを忘れ、

あの頃や現在、家族のことなど喋り続けました。

彼女からすれば“あのTed“が選んだ商品なのが

どうしてもピンとこないながらも

(そりゃあそうだ。)

お気に入りが見つかりお買い物まで。

昔の自分を知っている人を接客するのは

僕のほうもやっぱり照れ臭さが取れません。

でもやっぱり嬉しいものです。


人知らずして慍らず、また君子ならずや

あら論語、続きはこうだったなんて、
これまた結構タイムリー。

2024年4月14日日曜日

ギアチェンジ。

 4時台に明るくなり始めました。

荷捌きからの従業員の洗濯を3セットこなし、

メダカの水槽清掃とトイレ掃除が完了し8時前。

黄砂まみれな愛車の洗車時間を生み出せました。

昨日、日中はスタッフにお任せし、

店主は閉店後の壁紙貼り仕上げ担当。

職人っぽくなってきました。(笑)



桜も散り始め、これからは新緑の季節。

車窓からの景色に日々グリーンが増えてゆき、

気持ちも明るくなります。

運転は眠いけど(いつもか)気持ち良いこの季節、

窓を全開にしてギアをマニュアルモードに入れ、

エコモードな愛車がメーターに表示してくる

早めのシフトチェンジ指令を無視して

2速、3速の回転数を上げて引っ張りながら

窓を全開にしてドライブしがちです。

(わからないですね?)

あっ、でも春の交通安全運動中です。

スピードの出し過ぎ、

黄色信号での無理な突っ込み、

初めての道でわかりにくい一時停止など、

気をつけましょう。(過去の履歴から)


新年度も始まり、ベビーだったワネスト王子が

ピッカピカのランドセルを見せてくれました。

我が家も長女の塾通いから始まった弁当作りの

ファイナルイヤーがスタート。

(僕は何もしてませんが・・・)

自分のことより子供たちの成長からのほうが

月日の流れを感じます。


とはいえ4月。

自分も変えてゆきたいと先週から取り組んだ

壁紙貼り第2期工事もひとまず昨夜で完了。

久しぶりのお客様には違うお店なのでは?

と思って頂きたいぐらいなつもりなのですが、

こちらの思い入れなどつゆ知らず、

案外壁の色なんて気付かないものです。

このギアチェンジ、もしかしたらお客様より

日常だった自分のほうが感覚が変わったようで、

ディスプレイや仕入れも少し違う作用あり。

(単純です)

やはりたまにはファイト一発!!を飲みながら

ネブソクニモマケズ頑張ってみるものです。

今までにないものが登場する気配がする?

ベルカテナ。

どうぞご期待ください。(笑)





2024年4月7日日曜日

拠り所。

 「何屋さんですか?」


初めてのお客様から時々質問されます。

先日スタッフが受け、

「服とか、靴とか、カバンとか、ブローチとか、

色々ありますよ~。」


と、五月雨式に応えておりました〜。(笑)

洋服以外は僕がセレクトしておりますので、

彼女にはご面倒をお掛けしております。


お客様がお連れの知人に紹介するベルカテナは

「靴屋さん」←(こちらは多いです)、



「雑貨屋さん」、




「洋服屋さん」なども、



「クッキー屋さん」もありました。



でも、おそらく一番多いのは、

「なんだか色々あって不思議なお店。」

というビミョーな声。

僕自身を押しつけてしまっていますね。(笑)

ちなみに商品構成的には似ていた先代も

同じ質問を受けることも多かったのですが、


『あなたにとって良いものだけを。を、

コンセプトにセレクトしています。』


と、淀みなく応えておりました。

僕はと言えば、

“あなたとあなたの大切な誰かにとっても“

ともう少し守備範囲を広げ(欲深く?)

商品との出会いを探していますので、

「プレゼントに何かいいのないかな?」

と、期待してのご来店には総力戦で応えます。

(笑)


さて、店主の場合、お客様だけでなく書面上でも

業態について回答を求められることも多く、

その回答テンプレートは、


『ジュエリーなどのセレクトショップ』


…スタッフにすら伝わってないですね。(苦笑)

スタッフのせいでは全くなくて、

単純に社長の努力不足。これに尽きます。

そんな僕でも、今まで最も足繁く通った展示会は

ジュエリー関連。

高額なジュエリーがこれほど市場に存在する、

圧倒的物量を目の当たりにし、焦る気持ちや

虚無感に襲われながら、存在意義を探している。

これが率直なところです。

ベルカテナがそうであるように、

卸業者もそれぞれの物語があり、

そのストーリーに沿った得意分野があります。

全て、ではないのですがどうやら僕の場合、

そのストーリーを拠り所とするスタイルが

一番しっくりくるようで、そのために沢山の

“授業料“も支払ってきました。(苦笑)

当店のジュエリーは元々、美しくクオリティの

高い作品を手掛ける工房のフルハンドメイド。

お買い上げになられたお客様には長くご愛用

頂いております。

そこにベルカテナならではのエッセンスを加え、

他にはない+αの楽しみをご提供すべく、

宝石の代表で4月の誕生石でもあるダイヤで

新たな挑戦をしているところです。

もちろん店主としては知りすぎなければ、

なのですが、知りすぎない初々しさや自由度も

面白いのでは?と言い訳もしつつ。









2024年4月6日土曜日

夜のお仕事。

 満開の桜を遠目に眺め気持ちも華やか。

(深夜残業後の夜桜ばかりですが...)

ワネストは今週末が見頃です。

寒さも和らぎ、1枚薄くなった洋服とともに

少し心軽やかになったタイミングで

什器の変更と壁紙貼りという大きめの、

終わるまで帰れない”夜のお仕事”に着手。

フランスのスニーカーブランド「ASVALT」

アメリカの「MINNETONKA」

トルコの「BUENO」などを扱う仕入れ先が

ブランド別のPOPを作ってくださり、

春からそれを活用して紹介したいのと

壁紙もまだ途中なのが気になっていたのが、

2つの課題を組み合わせることにより、

より効果的になりそうなイメージが出来たので、

結果として同時進行となることに。

シューズのディスプレイは長年続けながらも

未だ”これ”といった動きのあるかたちが出来ず、

正直まだまだ頭が固いなぁと感じております。

アクリルのボックスは什器の”棚感”がなく

すっきり、きちんと感は出るので今回はこれで、

と思ってはいたものの、

メリットなはずの透明感が

どうも締まりなく見えてしまうのは何故?

ずっと気になっていたことの原因はもしかして

壁の色かな?と気付きました。

無知ほど怖いものはなく、初めての経験でしたら

ワクワクアドレナリンも湧いてくるものですが、

お金を取れる程の技術もなく、

ちょっとかじって少しコツもわかってきた、

逆に言うと完成までの時間や必要エネルギー量も

わかるという中途半端さが、

その一歩を鈍らせる出来ないヒトの典型に

陥ってしまうところでしたが、

今回は仕入れ先の好意という”他力”に助けられ、

頑張るチカラを頂きました。

壁紙を貼り終えた深夜に什器を置くと、

うん、ひとまずはイメージ通り。

前より見栄えは良くなったかな、と思います。

もっとも、職人としては情けないほどの見積もり

ミスで、壁紙が全く足りておらず、

そちらは未完デス。(泣)

お仕事は計画的に。(笑)





2024年4月1日月曜日

さくらさく。

 サクラサク。

案外寒かった3月を映し、東京では近年珍しい?

入学式の頃に満開を迎えそうですですね。

記憶も曖昧なので調べてみたら、東京の満開は

2011 12年が4/6、以来ほぼ3月中に満開でした。

桜をあと何回…なんてチラッとよぎる年齢に(笑)



自分自身の現状に満足など出来た例はないですが

現在の自分はこれまでの積み重ね上にあり、

それ以上でも以下でもない。

リアルだなぁ、最近つくづくそう思いますし、

その結果としての”今”に納得しています。

ぼんやりとした、あるべきかたち、というか

願望のようなものをフィルターにして、

常にそれと比較してきたようなところがあり、

そのくせ忙しいを口実に、まあずいぶんと雑に

半世紀を費やしたものだ、

夜、店でひとり反省会したりしています。(笑)


若い頃はそんな自分につけるクスリがなく

苛立っておりましたが、すっかり図々しく

オマエはアホだなー

と自分を笑えるようになりましたので、

反省してるのかわかりませんが…


それはおそらく、何が足りないかと処方箋、

つけるクスリも前よりは具体的にわかっていて、

それを出来るか、出来ないかという

シンプルに一人称の問題であることと、

そんな自分でも曲がりなりに出来たこともある、

ということもあるのでしょう。

処方箋もたいそうなことではなく、

むしろ、何が、何故、そんなことをもう一歩、

掘り下げてみること。

そんなことがもう少し出来ていたら・・・と嘆くより、

それでもここまでやってこれてラッキー、

ここからもっと面白そう!!と

伸びしろだらけの自分にちょっと期待している、

4月1日の偽らざる?心境。

イソップ寓話も…伸びしろ


2024年3月22日金曜日

第7回布絵教室生徒作品展。

 


3/22~24第7回布絵教室生徒作品展。

昨年は上手く日程の調整がつかず、

2022年10月以来の開催となります。

作品のクオリティも益々高くなり、

インターバルが長い分、作品も多め。

ディスプレイに頭を悩ます時間も長め…

となりました。(苦笑)

前日恒例の布絵かるたはこんな感じで、

足の踏み場もないほど。(笑)



第1回から参加の生徒さんはいないかな?

新陳代謝を繰り返し続いているということで

それも凄いことだと思います。

主宰の平井さんは片道1時間半かかる遠方まで

ワネスト移転当初から通われています。

衰えぬ情熱、これも凄いことです。


生徒さんの希望に合わせ図案を起こし、

合う布と糸をキットとして用意する。

平井さんは、よく、

『やはり絵はデッサン力よね。』

と仰いますが、布絵の場合、

そこから更に布探しも必要なので、

そちらも常にアンテナを巡らせる、

ということなのでしょう。

そこが楽しくも、大変でもあり、

なのでしょうね。


ディスプレイを任されている僕にとっても

毎回新たな試みをする機会となっています。










今年は”パズルゾーン”を作ってみました。

お楽しみ頂けるとよいのですが・・・。







2024年3月20日水曜日

心の向き。

 お彼岸。

夜明けはまだそんなに早くないのですが

これからどんどん早くなるでしょう。


『もしもピアノが弾けたなら』



ちいさな灯りを1つつけ、きみに聴かせることだろう


本間樺代子さんのミニミニコンサート。

日曜日に足を運んで下さる皆様に支えられ、

素敵な空間を僕自身も楽しませて頂きました。

開催そのものも突然でしたが、

僕のタイトル決定も直前。にもかかわらず、

本間さんは3回の演奏曲を変え、

『もしもピアノが弾けたなら』

もタイトルに合わせご披露下さるなど、

サービス精神旺盛。

お客様も彼女が3/30に主催する演奏会について

さりげなく支援金を置いていって下さいました。

演者、お客様、主催者、それぞれの”心の向き”が

他者へと向いていることで循環が生まれ、

その場の空気が温まる。

ちょうど契約更新の時期で、これまでを振り返る

ようなタイミングの”ベルカテナ第二章”も、

10年目になるようですが、

素敵な皆様に支えられていると本当に有難く、

誇らしくも思います。

先代(母)が4男である僕の成長を待って、

自分の仕事を始めた時は既に50歳で、

生前、時々『あと10年早ければ』と呟くのを、

待たせた張本人としては申し訳なく思い、

ほっておけないというのが末っ子の当時の心境。

そこからの第2章。

まったくのゼロから始めた10年は、

時間的にはもちろん早いのですが、

もっともっと昔からのような不思議な感覚。


ちなみにBelle Katenaという名はその母の造語で

”いつの日か”と、ずっと温めていた

言霊のようなもの。

Belleはラテン語のビューティー。

Katenaはドイツ語の化学用語で『反応・結合』。

美しいものが好きだった母らしく、

美(美学)を通じ

五輪の輪のように繋がり、ゆく、

そんなイメージを抱いていたようです。


『もしもピアノが弾けたなら』


美しい音色に彩られたひと時はBelle Katena

だったよと、(後付け感ありありですが)

お彼岸なので母への報告としましょう。

(笑)

ありがとうございました。